メイウェザーvsパッキャオついに決着!史上最強ボクサーを決める一戦がついに終結!試合結果詳細を考察してみた!

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ボクシングファン熱狂の一戦を振り返る

20年来ボクシングファンを公言しているミュンヘンのWeb担当mak utsunomiya(@munchen_stil)です!ついに、フロイド・メイウェザーvsマニー・パッキャオの一戦が終了しました。

因みにヘナロ・エルナンデスに圧勝した試合を見て以来のメイウェザーファンでもあります。なので、ちょっと、ほんのちょっとだけメイウェザーよりの書き方になってるかも知れませんがご了承下さい<(_ _)>

こうやって記事を書きながらでもWOWOWで生中継を見ていて、試合前から終了まで武者震いが止まらなかったのを覚えています。二人のファイトマネー合わせて日本円で250億円とも300億円とも言われている今世紀、いや、歴史上においてもかつて無い程の興行です。興奮するなと言う方が無理でしょう^^

試合ありますよ~的な記事は前回書いていたのですが、サッカーやボクシングでも、試合結果の論評(あくまでファン目線という事で^^)を書くのは初めてですね。

ここまでせった試合の論評は、賛否を生む事は100も承知ですし、それぞれお気に入りの選手がいらっしゃると思うので、そのどちらかのファンが嫌な思いをする事もあるかもしれませんが、あくまで只のボクシングファンの戯言だと思って軽~い気持ちで読んでいただければ幸いです^^

そして、1ラウンド毎の自己採点をするつもりもありません。ご覧になった方がそれぞれ感じることもあったかと思いますが、歴史上のパウンド・フォー・パウンドを決める試合であった事は事実です。

とにかく私は大いに楽しみましたが、あるコメントサイトで割れた論評や心ないコメントを見て、いてもたってもいられなくなり、批判はあるとは思いますが私なりの見解を書いてみたいと思いたちました。

 

二人の実績を知らないとこの一戦の重みはわからない

ボクシングファンであれば、この一戦の重みはわかるでしょうが、そうでない方はまずファイトマネーのすごさからどんな選手達がやるんだろうと言う興味本位で、この試合だけを観戦した方もいらっしゃるでしょう。ゴールデンウィークでしたしね^^

私も記事を書いて煽っていましたからね。試合前日から当日にかけて沢山の方に記事を読んで頂いき本当にありがたい気持ちです^^

話がちょっとそれましたが興味本位で見ることは決して悪いことではなく、ボクシングファンの裾野を広げる為に十分な宣伝効果があったと思います。ただ、世紀の一戦(ファイトマネー含む)のわりに凡戦だったとか言う意見には異論を唱えざるを得ません。

この巨額のファイトマネーが生まれた背景は、過去の二人の対戦相手の質にあります。中には、ファイトマネーに見合わない試合だったというような意見がネット上では見受けられましたが、あくまでこの二人が過去に積み上げてきた実績を勘案されてのファイトマネーです。

デラ・ホーヤやコット、マルケス、バレラ、ハットン、モズリー、アルバレスなど名前を挙げればきりがありませんが、メイウェザーとパッキャオさえいなければ歴史上に名を残していたかもしれない選手達(すでにレジェンドと呼ばれている選手もいますが)をことごとく打ち破ってきたからこそのファイトマネーに他なりません。

パウンド・フォー・パウンド、つまり全階級が同体重とみなした場合最強のボクサーを決める架空のランキング。このランキングって意外と毎年のように評価は違ってくるのですが、もう10年以上この二人がランキングトップをひた走ってきた事実。

長い間戦わざるライバルとして有名だったパッキャオとメイウェザーがこの時代に戦ったからこそこのファイトマネーが生まれたのだと思います。二人にとっては、プライドをかけた戦いでありこの額はある意味ファンの期待値の表れだったのだと思います。

この試合単体でみた方は凡戦にしか見えなかったかも知れませんが、お互いの持ち味を最大限に発揮した末の戦いは、ある意味ボクシングファンには妥当な試合内容だったのではないかと思います。

ま、なんにせよスゴイファイトマネーの額だね!

 

5年ほど前から対戦の噂はあったが・・・

5年ほど前から二人の対戦の噂はありました。メイウェザーの試合後は必ずインタビュアーからパッキャオ戦が実現するのかを問われていましたし、メイウェザーは時期が来ればと言う話もしていました。もちろんパッキャオも同じように言ってました。

ただ、当時は試合前のドーピング検査をするしないの問題で実現しなかった経緯があります。まぁこれをクリアしたからといって、プロモーターがそれぞれ違う上、自身が抱えているドル箱スターの商品価値が下がる可能性も考慮したのか、この時点で試合が決まる可能性は薄かったと思っています。

さらに、メイウェザーがパッキャオが衰えるのを待っていたというコメントを見ましたが、メイウェザーの方が年上なんですよね・・・。

5年前ならパッキャオが勝っていたと言うコメントも多く見ましたが、5年前ならパッキャオ31歳、メイウェザー33歳二人ともめちゃくちゃ強かった時代です(今現在でもでもこの二人に勝てる選手は思い浮かばない。)

勝負の世界に“たられば”はありません。行われるべくして行われた今回の試合、しかも今でもこの二人に勝てる選手はそういないと考えると、十分史上最強ボクサーを決める一戦にふさわしかったと思います。

 

二人のファイトスタイルの相違が生み出す判定への疑問

二人のファイトスタイルを長年見てきたファンとしては、ある意味勝敗と試合運びは予想できていたものと考えています。

パッキャオは体全体の強さを生かしたインファイトスタイル。玉砕もいとわないスタイルがボクシングファンの多いアメリカでも人気を博している理由だと思います。

対して、メイウェザーは目のよさと高度なスキルを生かしたアウトボックスタイプ。圧倒的なスキルを魅せつけ倒そうと思えば倒せるのに、相手に余力があると見ると否や完全にポイントを重視したスタイルに徹します。

それがつまらないと見る向きがあるのも確かで、ブーイングを受けるのは今回だけではないのです。ファンの私ですら「倒しちまえよ~!」と何度思った事か!最近では慣れてきてそれを楽しむ自分がいる事に気がつきました^^

後述しますが、ボクシングは各ラウンド毎に必ずどちらかに採点を振り分けなければなりません。例え10-10を付けたいラウンドでもです。競ったように見えた試合でも、判定に大きな差が出た事に驚いた方も多いかもしれませんが、後ほどのデータを見れば多少は納得できるのではないかと思います。

 

終始前に出続けたパッキャオだったが・・・

興奮の中始まった1R、以外にもメイウェザーは下がる事無くリング中央で打ち合う事を選択しました。これは対アルバレス戦でも見せた作戦です。前に出てくると強烈な攻撃力を誇る相手を前に出させない戦術。ここでまずメイウェザーが試合の流れを作ろうと言う意図が見て取れます。

細かいジャブをつきながらも、パッキャオが反撃してくればショートのカウンターを狙う構図は、正にメイウェザーが狙っていた展開だったと思います。

しかし、2Rからパッキャオがプレッシャー強め前へ出てきます。プレッシャーをかけながら前へ出て行き連打を集めますが、ロープにつめられても左右へ素早く動きジャブをつきながら時折見せるカウンターは思った以上にパッキャオにとってやり難い展開だったと思います。

しかし、序盤ではただ単に左右に動いて逃げていただけと見られても仕方ない展開になります。終始プレッシャーをかけるパッキャオに対し、時折ジャブとカウンターを見せるメイウェザーと言う構図は暫く続く事になります。

ただ、軽いなりにもヒットしていたジャブとショートカウンターは、ポイントとして見られていました。

これまでほとんどパッキャオのパンチがあたらなかったものの、4Rにビッグラウンドを迎えます。残り1:30秒を切ったあたりにパッキャオの左ストレートが炸裂!少し浅かったものの、バランスを崩すメイウェザー。興奮しながらライブで見ていた時にはこれで終わったかもしれないと思いました。と言うほどメイウェザーが大きくバランスを崩します。

その後連打を集めますが、メイウェザーの強固なブロックの前に一瞬当たらないと悟ったのかパッキャオは後退してしまいます。今までのパッキャオならそのまま攻め続けていたかも知れませんが、それまでのカウンターの怖さが脳裏に残っていたのかも知れません。

マルケスにノックアウトされたシーンもカウンターだったのでそれがフラッシュバックしたのかも知れません。真相は本人にしか分かりませんが・・・。

因みに4R終盤にはパッキャオはカウンターを何度か浴びています。4R中盤の勢いで5Rはパッキャオが出てくるかと思っていましたが、ここでもカウンターを被弾し、次第に手数も減っていったように思います。

見所は6R以降。それまでロープに詰められたらクリンチか左右に動いてパッキャオの攻勢をいなしているだけのように見えましたが、このラウンドからは左にサイドステップする際に左フックを引っ掛けるようになります。ハットンを倒した入れ替わりざまの左フックです。

この段階で、ある程度パッキャオの攻撃を見切っていたのではないでしょうか?パッキャオが連打を浴びせる場面もありましたが、メイウェザーは強固なブロックとスウェーを駆使し、ほぼノーダメージで逃れています。

7R以降は、終始メイウェザーのペースで試合が展開されています。後日パッキャオが肩を痛めていたと言う情報も伝わってきてますので、その影響もあったのではないかと思いますが、このラウンド以降パッキャオのパンチが出なくなってしまった感じはします。

ただ、肩の負傷で手数が出なくなったのか、カウンターを恐れて手が出なくなったのかは今となっては分かりませんが・・・。

両者の試合内容は見る人によって大きく印象は変わると思いますので、動画フルでみて頂ければと思います。その前に、パンチ数ヒット数データと採点基準を記載しておきますので参考までにご覧になって下さい。

 

パンチ数とヒット数のコンピュータデータ

 メイウェザーパッキャオ
パンチ数435429
ヒット数14881
34%19%
ジャブ数267193
ヒット数6718
25%9%
強打数168236
ヒット数8163
48%27%

 

判定

  1.  ジャッジ 118-110
  2.  ジャッジ 116-112
  3.  ジャッジ 116-112

イメージって怖いもので、終始前に出て連打していたパッキャオの方がパンチ数で上回っていると思っていました(ご覧の皆さんもそうでしょう)が、コンピュータの集計ではそうではありませんでした。

また、ヒット数からも如何にメイウェザーが効率の良いボクシングをしているのかがわかります。勿論、コンピュータの集計で判定が決まるわけではないのですが、これだけ実力が伯仲している試合だとデータってすごいなと感心してしまいました。

 

ボクシングの採点基準を知らない人が多すぎる

ボクシングは他の格闘技と違い、よりスポーツ色が強いです。また1R毎の採点があり、試合を通しての印象とは大きくかけ離れてしまう事も多々あります。

例えば11R相手選手がポイントを取っていたとしても、12Rで2回ダウンを奪えばダウンを多く奪った方に感情移入してしまいがちですが、1R毎の採点システムならより多くのラウンドのポイントを奪った方が勝者になります。

採点基準

(1) 有効なクリーンヒット

ボクシングのタイトルマッチで最も重視されるのが有効なクリーンヒットです。有効なクリーンヒットとは、相手にダメージを与える顔面やボディへのパンチで、有効なクリーンヒットの数が多ければ、文句なしにポイントを奪取できます。

(2) 積極的な攻撃姿勢

有効なクリーンヒット数が同じ場合や全くない場合は、積極的に攻撃を仕掛けて、パンチを出しているかどうかをチェックします。ただし、手を出さずにガードを固めて前へ出ているだけでは攻撃とみなされず、ポイントを奪うことはできません。

(3) ディフェンス(防御技術)

有効なクリーンヒットでも、積極的な攻撃姿勢でも優劣が付かない場合は、相手の攻撃を無効にするディフェンス技術が評価されます。ただし、全くパンチを出さず、ディフェンスに専念したり、足を使って逃げ回っているだけでは、ポイントは奪えません(逃げ回るボクシングスタイルじゃあ、ファンは満足しませんよね)。

(4) リングジェネラルシップ(主導権支配)

有効なクリーンヒット、積極的な攻撃姿勢、ディフェンス技術でも優劣を付けることができない場合は、どちらが試合の主導権を支配しているのか、つまり、どちらのペースで試合が進んでいるのかで優劣を付けます。
引用 : ボクシングファン.net ボクシングの採点基準

因みにこの採点は、この4つの基準を全て勘案してつけるものではありません。1で優劣がつかなければ2そして3と言ったように採点を付けていきます。なので、ほぼ10対10のラウンドはありません。

ボクシングは格闘技に限りなく近いスポーツです。KOはボクシングの華ではありますが、ジャッジが如何に採点を付けるのかといった事を考える事も重要な事です。

僅差のラウンドであってもどちらかに優劣を付ける現在の採点基準によって、見た目以上にジャッジが差をつけている印象があるのはこういった採点基準があるからなのです。

私は、終始メイウェザーが試合をコントロールしているように思っていましたので、私は採点には疑問はありませんでした。

 

パッキャオがケガをしていた!?

この記事を書いている途中に試合前からパッキャオが肩を負傷していたという情報が入ってきました。これで、世紀の一戦に疑問符が付いた事は確かで、万全の体調のパッキャオなら勝敗は変わっていたかも知れないと言う物です。

あれだけのパンチ力を誇る選手だけに練習中に自らのパンチ力で体を痛める可能性は大いにあるでしょうし、これだけの興行なら、そう簡単にキャンセルが出来るわけがない事は十分わかります。しかし、応援しているファンやこの試合に大きな期待を寄せる人々に一抹の疑問を投げかけた事は否定できません。

ましてや試合前には必ずメディカルチェックが行われるはずですので、その時にどういった診断がなされ、巷で噂になっているメイウェザー側からの隠蔽工作があったのか?なかったのか?練習中から痛みがあったにも関わらず試合を行ったのか?も気になるところですね。

また、賭けをしていた方から訴訟を起こされている所もなんだかいたたまれない気持ちになりますね。どっちにせよ、試合はやる前から始まっているという言葉を思い出しました。

 

メイウェザーvsパッキャオ 動画フル


Youtubeから二人の対戦動画をシェアしたいと思います。見られなかった人、もう一度見たい人、ゆっくりと観戦して下さい。それぞれ感想はあると思いますが、面白い試合でしたよ^^

すぐに削除されるかも知れませんが^^

 

まとめ

冒頭でもお伝えしたように、メイウェザーファンである私は“カネロ”アルバレス戦と、今回のパッキャオ戦は負ける事もあるかもしれないだろうと覚悟していました。

それ位パッキャオは圧倒的カリスマ性と強さを持つ選手だからです。メイウェザーが勝つだろうと予想していましたが、心のどこかでは一発当たればやられるかも知れないと言った恐怖感を感じながら12R観てました。

しかし、試合後に色々と問題が出てきているので、出来ればパッキャオが万全の状態でもう一戦やってくれればとも思っていますが、9月で引退を表明しているメイウェザーと、肩の負傷の完治に1年程かかるパッキャオが再び合間見える可能性は限りなく低いでしょう。

いずれにしてもファンの間では、5年前にやって“れば”、万全の体調“だったら”といった議論は起こりそうですが、この試合にコンディションとも戦略とも万全の調子に持って行ったメイウェザーが一枚上だったという事は間違いないのではないかと思います。(これは贔屓目なしにです。)

勿論ファンとしては両者万全の体調で再戦して欲しいのは言うまでもありませんが・・・。しかし、時代は進んでいくでしょう。メイウェザーも後進に道を譲ることを宣言していますしね。少し先になるかも知れませんが、同じ時代に試合すればどっちが強いんだろうと言う選手達が再び出てきてくれる事を願うばかりです。

なんだか寂しい終わり方になっちゃったな・・・。やっぱ、どっちが強いんだ~と妄想している時が一番楽しかったのかもね・・・。

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