- 2015-3-6
- Update 2018-5-7
- Boxing
闘わざるライバル、メイウェザーとパッキャオがついに激突!
フリオ・セサール・チャベスがアイドル。大のボクシングファン!ミュンヘンのWeb担当mak utsunomiya(@munchen_stil)です!興奮!フロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオ。
もうこの試合が決まった時点で血湧き肉躍る感情を抑えきれません!ボクシングファンならずとも名前くらいは聞いた事があるのではないかと言う、世界の一流選手をさらに凌駕しているスーパーな選手達です。
サッカー界では、ロナウドとメッシは別の惑星からやってきてプレーしていると言われますが、ボクシング界ではまさにこの二人が別の惑星からやってきたと言っても良いでしょう。
二人は長い間闘わざるライバルと言われていましたが、2015年5月2日(日本時間3日)についに・・・ついに激突します!!
因みに、WOWOWさんで5月3日(日・祝)午前10:00から生中継です!今すぐご加入を^^
20数年来ボクシングファンのこの私でもこれ程試合が決まったときに雄たけびを上げた事は今までありません。ボクシング史上を見ても、これ程の選手がかつて出てきたでしょうか?それ程偉大なボクサーが、世界・・・いや、ボクシング史上最強のプライドをかけて闘うのです。
ファイトマネーは一人100億円以上!
驚くべきはファイトマネーです。メイウェザー側が、約1億2000万ドル、パッキャオ側が8000万ドル。為替の関係もあるので、あえてドル表記させていただきましたが、発表時のレートで250億円!両者の超絶なる人気からファイトマネーはかつてない程の天文学的数値をたたき出しています。
しかも、これ一試合ですからね!1ラウンド3分間×12ラウンド。なんと時給100億越えの対決です!
つくづく夢を与える商売って言うのはすごいなって思います。それだけ全世界が注目していると言う事が伺えますね。
フロイド・メイウェザー戦績&動画ダイジェスト
ここまでのメイウェザーの主な対戦相手(強敵を抜粋)
対戦年月日 | 勝敗 | 内容 | 対戦相手 |
---|---|---|---|
1998年10月3日 | 〇 | 9R終了TKO | ヘナロ・エルナンデス |
2001年1月20日 | 〇 | 10R 2:19TKO | ディエゴ・コラレス |
2002年4月20日 | 〇 | 12R 判定3-0 | ホセ・ルイス・カスティーリョ |
2005年6月25日 | 〇 | 6R終了TKO | アルツロ・ガッティ |
2006年4月8日 | 〇 | 12R 判定3-0 | ザブ・ジュダー |
2006年11月4日 | 〇 | 12R 判定3-0 | カルロス・バルドミール |
2007年5月5日 | 〇 | 12R 判定2-1 | オスカー・デ・ラ・ホーヤ |
2007年12月8日 | 〇 | 10R 1:35 TKO | リッキー・ハットン |
2009年9月19日 | 〇 | 12R 判定3-0 | ファン・マヌエル・マルケス |
2010年5月1日 | 〇 | 12R 判定3-0 | シェーン・モズリー |
2011年9月17日 | 〇 | 4R 2:59 KO | ビクター・オルティス |
2012年5月5日 | 〇 | 12R 判定3-0 | ミゲール・コット |
2013年5月4日 | 〇 | 12R 判定3-0 | ロバート・ゲレーロ |
2013年9月14日 | 〇 | 12R 判定2-0 | サウル・アルバレス |
2014年5月3日 | 〇 | 12R 判定2-0 | マルコス・マイダナ |
2014年9月13日 | 〇 | 12R 判定3-0 | マルコス・マイダナ |
現在の戦績
- 47試合 47勝 26KO 無敗
5階級制覇
- スーパーフェザー級
- ライト級
- スーパーライト級
- ウェルター級
- スーパーウェルター級
ボクシングスタイルと特徴
生まれながらのボクシングセンスを持つ天才。しかし、努力家でもあります。「お前が休んでるとき、俺は練習してる。お前が寝てるときも、俺は練習してる。お前が練習してるとき、もちろん俺も練習してるぜ。」と言う名言を残しています。
さらに、アメリカの試合は深夜に行われる事が多いため、その時間帯を意識した練習をしていると言われています。
高度なディフェンス技術と目の良さ、さらに勘の良さから、相手のパンチに合わすカウンター、また、相手がパンチを打つ前に先に手を出し相手をはぐらかすスキル。
対戦相手は手を出せばカウンターを狙われそう・・・。手を出そうとしたら先に当てられる・・・。そんな感じで、いつの間にかメイウェザーペースに巻き込まれてしまいます。
相違いた感じで、相手のオフェンススキルを全く出させないまま一方的な判定勝ちを納める事が多く、また、試合の中でのアジャスト能力が高く、試合中に変幻自在に戦略を変更する頭の良さを感じる事があります。
圧勝でポイントを取ってると思われていても、最終ラウンド近くなると、安全第一の流すボクシングに徹する事も多々あります。アメリカでは主に課金型のペイパービュー方式でテレビ放送が行われていますが、時に退屈な試合をするメイウェザーが負けて欲しい層が課金しているとも言われていて、いわゆるヒール的な選手です。
擁護するわけではないですが、勝ち続けるにはあえて冒険心を捨てることも必要ではないかと思います。負けて得ることもあるとは思いますが、勝ち続ける難しさを知っているボクサー。それが現在のメイウェザーを形作っていると言えるのではないかと思います。
試合前のリングアナウンスで「undefeated!」と言われますが、これは無敗と言う意味で、限られた超一流ボクサーにのみ呼ばれるアナウンスです。
また、100年以上の歴史を持つボクシングにおいて、引分け無しで引退したボクサーは、ロッキー・マルシアノ、スベン・オットケ、ジョー・カルザゲの3人だけで、メイウェザーがそれに続くかが注目されています。
メイウェザー必見動画!
マニー・パッキャオ戦績&動画ダイジェスト
ここまでのパッキャオの主な対戦相手(強敵を抜粋)
対戦年月日 | 勝敗 | 内容 | 対戦相手 |
---|---|---|---|
2003年11月15日 | 〇 | 11R 2:56TKO | マルコ・アントニオ・バレラ |
2004年5月8日 | △ | 12R 判定1-1 | ファン・マヌエル・マルケス |
2005年3月19日 | ● | 12R 判定0-3 | エリック・モラレス |
2006年1月21日 | 〇 | 10R 2:33 TKO | エリック・モラレス |
2006年7月2日 | 〇 | 12R 判定3-0 | オスカー・ラリオス |
2006年11月18日 | 〇 | 3R 2:57 TKO | エリック・モラレス |
2007年10月6日 | 〇 | 12R 判定3-0 | マルコ・アントニオ・バレラ |
2008年3月15日 | 〇 | 12R 判定2-1 | ファン・マヌエル・マルケス |
2008年12月6日 | 〇 | 8R終了TKO | オスカー・デ・ラ・ホーヤ |
2009年5月2日 | 〇 | 2R 2:59KO | リッキー・ハットン |
2009年11月14日 | 〇 | 12R 0:59TKO | ミゲール・コット |
2010年3月13日 | 〇 | 12R 判定3-0 | ジョシュア・クロッティ |
2010年11月13日 | 〇 | 12R 判定3-0 | アントニオ・マルガリート |
2011年5月8日 | 〇 | 12R 判定3-0 | シェーン・モズリー |
2011年11月12日 | 〇 | 12R 判定2-0 | ファン・マヌエル・マルケス |
2012年6月9日 | ● | 12R 判定1-2 | ティモシー・ブラッドリー |
2012年12月8日 | ● | 6R 2:59 KO | ファン・マヌエル・マルケス |
2013年11月23日 | 〇 | 12R 判定3-0 | ブランドン・リオス |
2014年4月12日 | 〇 | 12R 判定3-0 | ティモシー・ブラッドリー |
現在の戦績
- 64試合 57勝 38KO 5敗 2引き分け
6階級制覇
- フライ級
- スーパーバンタム級
- スーパーフェザー級
- ライト級
- ウェルター級
- スーパーウェルター級
ボクシングスタイルと特徴
デビュー当初は、鋭いステップインからの左ストレートでKOの山を築いていました。ボクシング一家に生まれたサラブレッド、メイウェザーと違って初めはそれ程注目されていたわけではありません。
しかし、バレラやモラレスを倒したあたりからメキシカンキラーとも呼ばれはじめ、絶対に勝てないであろうと言う選手達をノックアウトし、現在の名声を手にしました。
名伯楽フレディ・ローチをコーチとして迎えてからは、ディフェンス技術と右フックの精度が向上し、より穴のない選手になったと思います。
とにかく、パンチの重さは際立つものがあり、一撃で相手をノックアウトするシーンは珍しくなく、さらに無尽蔵のスタミナで強いパンチを連打する事も出来ます。
メイウェザーが天才型、パッキャオが努力型と言われる事もありますが、パッキャオも天賦の才を与えられた選手だと思います。メイウェザーと対照的に、相手を倒すために全力で攻め込む姿勢がボクシングの本場アメリカでも多大な賞賛を得ています。
メイウェザーと対照的に、ヒーロー扱いされるのがマニー・パッキャオです。
また、フライ級からはじまったキャリアはウェルター級まで上がっており、実に20kgにも及ぶ増量をしています。通常は階級を上げれば上げるほどスピードが落ち、パンチ力も通用し難くなる中、パッキャオは相手を圧倒してのKO勝利を積み重ねています。
6階級制覇王者ですが、間にスーパーフライ、バンタム、フェザー、スーパーライトを飛ばしており、そのまま段階を追ってタイトルマッチを行っていれば10階級制覇も可能だったのではないかいわれています。
パッキャオ必見動画!
両者のボクシングスタイルの違いと歴史を作る一戦
あたらないディフェンス技術と一発で相手をしとめるほこたてな対決
メイウェザーが絶対的なディフェンス技術と、相手の長所を消すことに専念するボクシングなのに対し、パッキャオは自分から仕掛けペースをにぎる戦略が基本にあります。
当てることが困難なディフェンスと一撃で相手をノックアウトする攻撃力。一体どちらが優れているのか?
戦いが終わるまで一瞬たりとも目が離せませんね^^
パウンド・フォー・パウンドはどちらか?
両者とも年齢を重ね、若干のフィジカルの衰えは感じますが、未だこの両者を脅かす選手が現れていないのも確かです。つまり、次元が違うのです。パウンド・フォー・パウンド。全階級が同一体重なら誰が一番強いのかを想像の世界で計る言葉ですが、世界のボクシングシーンはこの二人を中心に廻っている事は間違いなく、
この試合の勝者がパウンド・フォー・パウンドと歴史上最強のボクサーである事を証明する一戦になります。
私的見どころ!
パッキャオの戦術は、とりあえず左ストレートを主体にした攻撃重視型になります。対して、メイウェザーの場合は先述した通り、相手の出方に対してのアジャスト能力が優れています。
パッキャオがサウスポー対してメイウェザーがオーソドックススタイル。
オーソドックスに対するサウスポーの左ストレートからの右フックが攻撃の主体となるであろうパッキャオと、ノーモーションから繰り出される右をジャブ代わりに使いペースを握る事の出来るメイウェザー。
お互い距離を測るリードブローをどう打ち込んでいくのか興味が尽きません。
お互いスピードがある為、一瞬のミスが致命傷になるでしょう!絶対に目が離せない戦いが繰り広げられることでしょう!
右を制するものは世界を制するとはよく言ったものですが、ボクシング史上の歴史に残るこの両選手にはそれは当てはまらないと思っています。
相手をどう崩していくのか?試合が始まるまで予想は全く出来ません!
最後に両者のプロモーション動画を!
まとめ
ボクシングファンとして、実現して欲しいカードだったにも関わらず、決まってしまえば楽しみもありますが、なんとなく寂しい気持ちもあります。
どっちが上なのかって議論をするのが楽しいって事あると思います。例えば、メッシとロナウドどっちがすごいか?なんて議論です。
サッカーでは1対1で戦う事が無いので、ある意味好き嫌いで決まってしまうところもありますが、ボクシングは酷な競技です。
リングに上がれば必ずどちらが上か結果が出てしまう。うれしい反面、寂しさもこみ上げる切ない対戦ですがもうすぐゴングがなります。個人的には、メイウェザーが危なげなくアウトボックスしそうですが、やってみないとわからないのが勝負事の鉄則です。
皆さんの予想はどうですか?
後は楽しむのみ!2015年のゴールデンウィークの主役はこの二人で決まりそうです^^WOWOW未加入者は急いで加入を!(決してWOWOWの回し者ではありませんから^^)
試合結果及び試合動画フルはこちら! ⇒ メイウェザーvsパッキャオついに決着!史上最強ボクサーを決める一戦がついに終結!