真夏の炎天下は車内温度50℃越え!?効率的に室内温度を下げる方法はあるのか?



真夏の車内は50℃越えにもなる!

みなさんこんにちは!ミュンヘンのWeb担当mak utsunomiya(@munchen_stil)です!あなたはご存知だろうか?真夏の車内爆発物事件を・・・。とある日の夏、私は仕事を終え車に乗り込んだ。いつもと違う違和感を感じると同時に命の危険を察知した。

インパネ付近に、ネバつく不審な液体・・・。何かのテロか?ある種の兵器の可能性も否定できない為、触ることも出来ない。もしかしたら、気化した液体が車内に充満しているかも知れない・・・。もしすでにそれを吸引していたら?いや、経皮吸収型のアレならばすでに手遅れなのかも・・・。

もはや手遅れなのか?しかし、数分後私は息をしている。どうやら大丈夫なようだ・・・。気を落ち着かせ、再度インパネ付近を観察してみる。そこには、驚くべき光景が!!

なんと缶コーラが宇宙創造時に発生したと言われているビッグバンにも匹敵するほどの爆発を起こしていたのである!その後の掃除が、如何に大変だったかは想像に難くないであろう。

皆様こんにちは!ミュンヘンのWb担当mak utusunomiyaです^^今回は趣を変えてストーリー仕立てでお送りしてまいりましたが、夏場の車内ってこんな事が起こるくらい高温になるのです。

今回は缶コーラだったから良かったものの、これがもし可燃性の高いケミカルだったとしたら・・・。ひょっとしたら車両火災に繋がっていた可能性もありますよね。

それでは一体何度くらいまで車内温度が上昇するのか?JAFさんが実験されている動画がありますのでシェアしてみたいと思います。

真夏の車内が50℃を超えてるなんて!な驚愕映像です。

 

JAF夏場の車内温度低下テスト動画で驚愕の結果が!


実はこういった実験を自身の手で行いたかったのですが、計測機器等の関係で正確な数値を計測する事が困難であり、先に実験している方がいらっしゃったので参考にさせていただきました。

決してパクッたりしたわけではない事をここで神に誓っておきます。あくまで参考にさせて頂いたと言う事でご了承下さい^^

6分強という事で少し長い動画になりますが、今までの都市伝説がウソである事が分かります。必ずご覧になって下さい。

 

サンシェードは効果的は嘘?

動画を見て一番驚いたのがサンシェードの熱遮断効率があまり効果が無かった事です。なぜなら、車内の温度上昇は車内で、面積が広く黒く、そしてもっとも熱にさらされる部分が、車内温度に大きく影響されていると考えられていたからです。

サンシェード対策の有り無しで、ダッシュボードの温度は74℃から49℃となり-25℃になっていますが、車内温度は対策有りの52℃と無しの50℃とほとんど変わりはありません。

しかし、これで導き出される効果の程は、普段あまり手を触れないダッシュボードより、ステアリングやシフトといった多く手を触れる部分にタオルやカバーなどをかけておく事で「あっち~!」といった非常事態(大げさ^^)を回避する事ができると言うことです。

車内温度と言うよりは、手を触れる部分の温度を下げる事が出来ると実験で実証されていると見て良いでしょう。

 

ウインドウを開けて熱を逃がす

車内の温度は、対策無しに比べ実に7℃も下がっています。7℃の違いは大きな差になると思います。やはり、熱がこもってしまう事が車内温度を上げてしまう大きな要因になっているのでしょう。

しかし、防犯上の観点から考えればあまりおすすめできません。防犯上絶対に安全だと言う場所なら、1cmほど窓を開けておけば多少の効果は期待できそうですね。

 

エアコンかけっぱなし

言うまでもなくオートエアコンをかけておく事で、室内の温度を一定に保つことが出来ます。実験ではオートエアコンを25度に設定していますが、ほぼ設定値で推移していることがわかりますね。

しかし、これもエコ(環境問題)の観点からはおすすめではないですね。信号待ちの数秒でもアイドリングをストップする事が正義と思われている現代ではなおさらです。

更に、エンジンやマフラー音などで周囲に迷惑をかけること必死です。

 

黒ボディは車内温度が他より高いと言う都市伝説

今までがホワイトボディでの実験だったのに対し、今度はエアコンの効きが悪いと思われている何の対策もされていないブラックカラーボディの車両で実験です。さすがにボディは熱せられてますが、車内温度は57℃と白ボディ対策なしと比べて5℃程度しか変わりはありません。

実質上がっていますが、ブラックカラーでも思った程車内温度が上昇している訳ではないと言う事がわかります。一種の都市伝説といっても良いでしょう。

 

エコでありながら効率的に車内の熱を逃がす方法考察

ウィンドウフィルムの効果

ウィンドウフィルムを貼る事も効果が期待できるとか何とか言われています。車両後部にはそれなりの黒さのフイルムを貼っても問題ありませんが、フロント3面は可視光線透過率70%以上のものしか車検に通りません。

また、運転席や助手席、さらにフロントガラスにフィルムを貼っていても、例え可視光線透過率70%と言えど、断熱効果が無ければ無意味です。

もし貼るならば3Mさんから出されているピュアカット 89 PLUSなどの透過率と断熱効果の高い車検対応のものを貼るようにしましょう。3Mさんの実験では、ガラスのみと比べて約10℃程車内温度が下がる事が実証されています。

ウィンドウフィルムは効果が期待できるものですが、車検に通らなければ違法改造に他なりません。注意しておきましょう。実際、当店ではそういったリスクを負う事があるので、前3面は必要以上の黒さのフィルムは貼る事をおすすめしていません。と言うかしません。

視認性と言った点でも、運転に支障をきたす恐れがあるので気をつけましょう。

また走行時にはフィルムのおかげでエアコンの効きが良く感じるかもしれませんが、車内温度は室内に差し込む直射日光だけでなく、ボディ全体が熱せられる事により上昇するので長時間の駐車時には大きな遮熱効果は期待はできないと思っておきましょう。

 

炎天下の車両でして欲しく無い事

毎年のように車内で熱中症で亡くなられている小さな子供さんの話題がニュース流れています。上記の動画では、25℃からスタートした車内温度は10分で38℃にもなっています。体温を超えてしまっています。すぐさま熱中症になってもおかしくないのです。

ちょっとだからと言う思いがあるのでしょうが、思っている以上に車内温度が上がるスピードは速いのです。

エアコンを付けていれば温度が一定に保たれると言っても、もし目を放した隙にエンジンが止まっていたら一体どうなってしまうのでしょう?

車を運転する、又は所有すると言う事は運転中だけでなく、停車時も最悪の状況を考える義務があると私は思っています。車内に大切なお子さんやペット、それから可燃性のあるケミカルなどを絶対に放置しないで下さい。

 

車に水をかける方法はやらない方がいい!

外気を逃がすとともに、ボディ全体に水をかけたら温度が下がると言われています。実際に効果があるのかどうかはわかりません。なぜなら、やった事が無いからです。と言うかやりません!

車体が50度前後になっているボディに水をかけるなんて、ウォータースポットを自ら作っている事に他なりません。確かに温度は下がるかも知れませんが、塗装に白い斑点がつき最悪磨きこまないと取れない可能性もあります。

私なら絶対にやりません。ま、直ぐに拭き取れば良いだけなのですが、乾燥が速すぎて拭き取る前に水分中の有機物が焼きついてしまうでしょう。

それに暑いですしね^^

 

【 結論 】効率よく車内温度を下げる方法

日陰に駐車

日陰に停車しておく事で車内温度を少しでも抑える事が出来ます。とはいっても、夏場の駐車場は日陰の取り合いですからね^^かなり難易度の高い技になります^^

 

ドアパタパタ開閉で熱気を逃がす(結局これが最強)

上記の実験を踏まえ、効率よく車内の熱を逃がす方法を解説してみたいと思います。まず、窓開けの効果を利用します。
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これは対角線上のドアを開け閉めする事で、車内の熱気を逃がす方法です。4ドア車ならば助手席の後部座席の窓を空けておきます。2ドアなら助手席だけで良いですね。

 

heat-measures-of-the-car
それから運転席のドアをグイ~ン、グイ~ンとゆっくり開け閉めします。GIF画像を雑に作ってしまったので、パタパタやってるように見えますが、ゆっくりと開閉していきましょう^^

合言葉はグイ~ングイ~ンです^^

これが終われば助手席側を開けて、運転席後部をグイ~ングイ~ンとやると少しでも熱気が外に出て行きます。

これは、ある意味常套手段です。これによりある程度の熱を逃がす事が可能です。少しでも室温が下がったと思ったら、素早く車に乗り込み発車します。

ちなみに、ウインドウを全開にして走行します。

数分もすれば熱は外に排出されます。この時すでにエアコンをオンにしておけば少しでも早く車内温度を下げる事が出来るでしょう。これでエコかつ、エアコンの能力を最大限に発揮できるはずです。

防犯、エコ、エアコンの性能をバランスよく考えれば、最短で車内温度を下げる方法はこれしかないのではないかと思っています。よく言われているベタな方法ですが是非為してみて下さい^^

でも窓を開けてエアコンをかけてる間はエコじゃないか^^

 

エアコンは内気にしておくと効きが良くなる

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豆知識として、エアコンをかける時は内気循環にしておくと効きが良くなります。外気にしておくと、多少なりとも外気温度の影響を受けますので、出来れば内気にしておくと良いでしょう。

そして、ある程度車内が冷えるまではエアコンを風力最大にし最も冷える状況に設定しておきましょう。

 

まとめ

25℃から始まったこの実験も、10分後には38度付近まで温度が上昇しています。ちょっとの間だからとかと言って油断せず、子供さんやペットは必ず車内に置いてけぼりにしないで下さい。

こういった実験結果が持つ意味は大きく、毎年のように起こる車内放置事故を未然に防ぐ為に是非知っておきたい情報です。

この記事が真夏のカーライフを快適に過ごすため、また事故を未然に防ぐためお役に立てれば幸いです。

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