- 2015-1-28
- Update 2018-6-26
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花粉症は季節問わず11月頃からの早めの対策を!
今年も花粉症の季節がやってまいります。そう、花粉症の発症するいや~な季節。花粉症持ちの方のテンションが最もダダ下がりな時期です。みなさんこんにちは!ミュンヘンのWeb担当mak utsunomiya(@munchen_stil)です!
頂き物はどんな物でも喜んで受け取る私でも、お医者様より一生アレルギー性鼻炎と付き合って下さいというお墨付きを頂いておりまして、生まれながら天からすばらしいモノを頂いてしまい、「あ~、もらう物も選ばないとな~・・・。」と後悔している今日この頃です。
まぁそんな事はさておき、全国には花粉症に悩んでいる方も多いと思いますので、メカニズムから対策法、さらにヤクルトを使った早期の体質改善で花粉症が軽減出来るという、おったまげな噂を聞きつけたので早速調査してみることにしました。
でも、アレルギー性鼻炎って、酷い人(私含む・・・)は季節関係なしに花や喉、そして目を攻撃されるんですよね~。
今回の記事は即効性があるわけではもなく薬でもない、言わば都市伝説的なものであります。いわば、体質改善から花粉症の症状を軽減していこうじゃありませんかって記事です。
遅くとも11月~12月頃からは始めておいた方が良いかも知れませんよ^^
症状はこんな感じ
花粉症の時期になるとつらい鼻水やくしゃみ、目のかゆみ!酷いときは風邪をひいたときのようなだるさをも伴ってきます。今までなったことがない人でもいきなり発症する場合があります。
風邪と症状が似ている為に、初めてなった方には見分け方が難しいですが、花粉症は、のどの痛みや高熱を伴う事はあまりありませんので、そういったところで見分けると良いでしょう。
まずは花粉症対策を知る前に、花粉症の症状とメカニズムを探ってみたいと思います。
症状例
- さらさらした鼻水がでる。
- 酷い鼻詰まり。
- 目がかゆい。
- 目が充血する。
- 微熱が出る。
- 毎年同じ時期に症状がでる。
花粉症のメカニズムを知る!
ハウスダストなどでのアレルギーの事を通年性アレルギー(私はこれ)と言いますが、花粉などの飛散時になるものの事を季節性アレルギー、花粉症と呼んでいます。
- 花粉(アレルゲン)が鼻腔内に侵入。
- 体(リンパ球)が異物と判断した場合に「igE抗体」という物質を作り出します。
- 「igE抗体」ができた後に、再び花粉が入ってくると、ヒスタミンが分泌されます。
- それにより、鼻水やくしゃみなどで体外に出そうとします。
花粉症はこうして発症する
許容量がコップ一杯だとすると子供の時は空の状態です。歳をとる度に少しずつコップが満たされ、容量を超えあふれ出すと花粉症が発症します。子供より大人に花粉症が多いのはそういった理由からなのです。
発症年齢が20~30代に多いのはこう言った事が原因になっています。
しかし、近年では幼少期から10代にも花粉症になる人が多く、特に子供は、それが花粉症だとは自分ではわからないので、回りの方が注意深く見守ってあげる必要があります。
日本人の約25%が花粉症とも言われており、昭和30年ごろに認知されてからは毎年のように患者が増えていっています。
主な花粉症の種類と時期
花粉の種類 | 時期 |
---|---|
スギ花粉 | 1月~5月 |
ヒノキ花粉 | 3月~5月 |
ブナ花粉 | 4月~6月 |
カバノキ花粉 | 4月~6月 |
ヨモギ花粉 | 9月~10月 |
ここに挙げた代表的な花粉のほかに日本には約60種類の花粉があるといわれています!こんな風に、反応豊かな人(よく言えば)は、ほぼ年中花粉の影響を受ける可能性があります。
さらに、アレルギー性鼻炎の方はホコリやPM2.5等にも影響されます。
私は通年性のアレルギー性鼻炎でもあるので、それこそ一年中鼻の調子がおかしい・・・。点鼻薬が手放せないほどの中毒が悩ましい!
花粉症対策法
花粉を吸わない努力をすべし!
まず花粉を吸わない事!これが絶対的な条件になります。かなり難しいですけど・・・。
- 外出時は花粉症用の眼鏡やマスクで防護する。
- 花粉の付着しやすいようなけばだった服は避ける。
- 家に入る前に、服を払う。
- 帰宅時は手洗いなどをしっかりする。
- 洗濯物はいったんはたいてから部屋へ入れる。
- 窓は極力占めておく。
- 部屋に入った花粉は水分を含み床に落ちるので掃除機をかける。
外出をしないなども対策法としては有りですが、日常生活をしているとずっと屋内にいる事は出来ないので、上記のような花粉対策をしておきましょう。
本当に効果があるの?という感もありますが、するのとしないのとでは大きな違いがあります。めんどくさくても花粉のつらさよりははるかにましですので実践してみましょう。
多少は軽減できるはずです。
免疫力と体力を高めて緩和させる!
- 喫煙をしないようにする。
- 飲酒を控える。
- 睡眠をしっかりとる。
- バランスの良い食事を心がける。
花粉症の症状を緩和させる為には免疫力アップは欠かせません。しかし、花粉症は免疫力を高めすぎると症状が悪化する場合がありますので、そのバランスが難しい所です。
免疫力を高めるというよりは、規則正しい生活で、免疫力を適正に保つ方向にもって行くと言った方が適切かもしれません。
つまり不規則な生活からの脱却を図るということです。
アレルギー症状を抑える効果が期待できる栄養素
- ビタミンA・・・レバー、鶏卵、うなぎなど
- ビタミンC・・・野菜類、果実類、芋類など
- ビタミンE・・・種実類、魚介類、野菜類など
免疫力を整え高める効果が期待できる栄養素
- 亜鉛 ・・・牡蠣、牛肉赤身、豚レバー、カシューナッツなど
- 乳酸菌・・・ヨーグルト、チーズ、味噌、漬け物など
と、枚挙にいとまがないのですが、出来ればバランスの良い食事を心がけましょう。これ毎日全部食べてたらお金持たないしね・・・。
耳鼻科での治療
花粉症対策で一番効果が期待できるのが、薬での治療です。今までなった事ないからと安心できないのが花粉症です。
急に発症した方は仕方ないですが、すでに花粉症を発症している方は、毎年症状が出る前に医師に診てもらう方が良いでしょう。
これにより、発症を遅らせたり、症状の緩和が期待できます。
私も、症状が出てから行くタイプなのですが、なるべく症状が出る前1月上旬~中旬までに行っ方がいいでしょうね。
また、鼻の粘膜をレーザーで焼く治療法と言うものもあります。
体質と合えば薬を減らせたり、花粉症の症状を緩和できるといった効果が見込めるようです。お近くの耳鼻科に相談してみてはいかがでしょうか?
ヤクルト(乳酸菌)が花粉症に効果があるのか調べてみました
さて、ここからが本題といっても過言ではないでしょう。ヤクルトには様々な噂がありまして、一種の都市伝説と化しています。
日本人にとってかなり身近な健康食品(飲料?)として昔から愛飲されこの業界ではトップに君臨しているヤクルトについて調べてみました。
噂される驚くべき効果
- 花粉症の緩和?
- 便秘が改善?
- 癌の予防?
- 食中毒ウイルスに対する耐性が高くなる?
などなどネット上や巷ではヤクルトの効果について様々な情報が飛びかっています。特定保健用食品として認定されていますので、必ず効果があると勘違いされている方も多いようですが、特保と言うのは特定の生理学的に体に影響を与える事が出来る食品となっていますので、薬とは一線を画すものと考えるべきです。
特保と聞くと薬っぽいイメージがあるのは確かですが、薬とは違い、必ず病気に効くというものでは無いので勘違いしないようにしましょう。
乳酸菌が生きたまま届くからスゴイ!
上記で挙げた様々な効果が期待できるヤクルトですが、特保と言う事で、例外にもれず、「乳酸菌が生きたまま腸まで届き、腸内環境を整える」という表示許可しか下りていません。
腸内環境を整える以外に、○○に効く!なんて書くと薬事法の観点からも問題があるのでしょう。しかし、愛飲者から花粉症が緩和されたり、便通が良くなったとの声が上がっているのも確かです。
すべて鵜呑みにできないものもありますし、個人の体質の差も影響を与えていると思われます。しかし、こういった噂が出る以上は乳酸菌が腸を通し体に与える影響が無視できないものである事を示しています。
そこで、ヤクルトの効果と言うよりは、乳酸菌が体に与えるであろう影響を調べて見る事にしました。
乳酸菌が腸内環境に与える影響
人間の腸内には、約100兆個の細菌が存在するといわれています。また、種類は数百種類もいると言われています。
その中で、大きく2種類に分類できます。皆さんもよくご存知の体に良い影響を与えるといわれてい“善玉菌”と悪影響を与える“悪玉菌”に分けることが出来ます。
腸の機能を低下させる働きがあります。おならが臭かったり便通が悪いと悪玉菌が増えている可能性があります。
腸内のたんぱく質をこわし、発がん性物質を生む可能性があります。
ウェルシュ菌などは悪玉菌の中でも有名なものです。
体にとって有害な物質を排泄する働きを持っています。乳酸菌やビフィズス菌などが有名です。
フランスのパリにあるパスツール研究所で、ヨーグルトで有名なブルガリアの人たちが、長寿であることと、乳酸菌と因果関係があるとの研究結果を発表し話題になりました。
未だ完全に解明されているわけではありませんが、最近の研究結果では腸内環境を整えることが健康を増進させる一因であることがわかっています。
結果的に、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を増やすことで、ノロウイルスや食中毒、便通の改善、花粉症の緩和につながる可能性があるという事がわかっています。
プロバイオティクスで腸内環境を整えよう!
腸内環境を整えることにより、健康を手に入れることが出来るかもしれないということで乳酸菌に注目が集まることになりました、しかし、乳酸菌を生きたまま腸まで届けることはかなり難しい技術が必要です。
腸に届くまでに、唾液や胃酸、胆汁などで死滅してしまう可能性があります。
そこで生まれたのが、プロバイオティクスという乳酸菌を生きたまま腸内まで届ける技術でした。仮に途中で乳酸菌が死滅したとして、その死骸をエサに善玉菌が増えることが確認されています。
結果的に、乳酸菌を摂ること自体に意味があり、腸内環境を整えることが可能という研究結果が出ています。
そうはいっても、生きたまま腸まで届けた方が効果が高い事も確か見たいです。そういった意味でもプロバイオティクス技術を生かした乳酸菌飲料というのは必要でしょう。
インドの下痢患者に効果が出ている
ヤクルトのニュースリリースでは、インドにおける下痢症の発症率の高い地域のの小児3,585人に下痢予防効果の為にヤクルトを長期飲用させたところ、予防効果が認められたということです。
インドはまだ水道設備が整っておらず、日本のように安全に水を飲む事が出来ません。
ヤクルトは薬ではありませんが、腸内環境を整え、下痢症の緩和を促す効果を実証した形となっています。
小児急性下痢症に対する「ヤクルト」の予防効果を確認 : 引用元 ヤクルト公式ニュースリリース
こうして、ヤクルトは世界中で人々の役にたっているのです。日本の技術が世界で認められているということは、大変誇らしい事ですね^^
ヤクルトの乳酸菌L・カゼイ・シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)
L・カゼイ・シロタ株はヤクルト社が開発した乳酸菌の一つで、ヤクルト創業者の代田(シロタ)さんが開発したことが名前の由来となっています。
L・カゼイ・シロタ株は耐酸性能力が高く、胃酸や胆汁でも死滅することが無く生きたまま腸内までとどかせる事が出来ます。高いプロバイオティクス能力があることで有名です。排泄するまで生きているなんて話もあります。
一つ問題点があるとすれば、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌はずっと腸内にとどまることが出来ないので、定期的に摂取する必要があります。
ヤクルトで言えば1日一本が推奨量です。
ノロウイルスにも効果ありそう
ヤクルトの研究結果では、L・カゼイ・シロタ株を摂取する事でノロウイルスの感染期間が、ヤクルトを飲んでいない人の約半分の期間になる事が発表されています。
ヤクルトの効果まとめ
ヤクルトは公式では、花粉症やノロウイルスなどの食中毒、病気への耐性があがるなどを謳ってはいませんが、科学的には乳酸菌やビフィズス菌が体質改善に効果がある事がわかってきています。
ノロウイルスに対しての耐性が上がる事は確認できなかったものの、感染期間が短くなることが確認されています。
私もそんな乳酸菌のパワーにあやかりたく、ヤクルトや乳酸菌サプリを飲み始めました。おなかが少しゆるい私ですが、飲み始めて1ヶ月になった頃から便通に改善がみられています。
プラシーボ効果もあるかもしれませんが、どうせ飲むなら効果がある!と思い込んで飲む事も必要だと思います。病は気からなんていいますし、疑いながら飲むよりは効果あり!と思い込んで飲んだほうがいいですしね!
病気が治るなんてのは難しいかもしれませんが、便通や便からくる肌荒れに悩んでいる方は一度試してみる価値はあると思います^^
体質改善にはかなりの時間が必要ですが、ヤクルト安いし、手軽に始められる健康食品(飲料)という意味でもオススメですよ^^
ま、結局の所飲み続けてみないとわからないといった結論に至ってしまいました・・・^^
まとめ
結局のところ、対策法は薬での治療が一番最適ではないかと私は思っています。しかし、薬も万能ではないため花粉を吸わない努力や、規則正しい生活なども対策法として取り入れていきましょう。
私のように点鼻薬中毒にならないように気をつけて下さい(涙ほろり)
薬の中には眠くなるものもありますので、機械の操作や、車の運転は控えるようにしましょう!症状がひどい場合は、日常生活にも支障が出ますので、対策はお早目に!といったところでしょうか?
先日ニュースで、腸内環境を改善すれば花粉症も治ることがある!との記事を目にしました、それを見て薬だけでなく、体質から改善して行く事も大切だと感じています。
ヤクルト等の乳酸菌飲料で腸内の善玉菌を増やし腸内環境を整えつつ、体質改善から長い目で効果を見ていこうと思っています。
因みに現在私は、1日1錠で効くといわれている市販薬アレジオンを飲んでいます。
鼻水は止まらないものの、くしゃみはなくなり幾分快適に過ごせています^^薬は、効果に個人差があるので、絶対的な推奨は出来ませんが、興味のある方は一度試してみてもいいかも知れません。ドラッグストアで売られてると思うので、薬剤師さんに相談された方が良いでしょう^^
それとあわせてヤクルトで体質改善が出来れば良いな~と思っています^^