- 2018-7-10
- Update 2018-8-15
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ヘッドライトクリアー塗装施工の一部始終を惜しげもなく公開!したくないけどします!(苦渋の決断です^^)
語弊があるかと思いますが、黄ばみ黒ずみシミが大嫌いな^^ミュンヘンのWeb担当mak utsunomiya(@munchen_stil) です^^
以前にヘッドライトの黄ばみや黒ずみシミやキズの修復方法をご紹介させて頂きました!あくまで簡易的な治癒方法ではありましたが。
⇒ ヘッドライト表面の曇りを磨き、ブルーマジックのレンズシーラーで艶出したら驚異の美しさになる! (これ片側1,500円で施工させて頂いております。)
今回ご紹介するサービスは実は以前からご紹介させていてんですが・・・。如何せん値段が高い!なぜに高いんでしょう?ってな事でヘッドライトのクリアー塗装の全貌をご紹介させて頂こう!
そしてミュンヘンがもっと儲かったらええやん?っていやらしい気持ちで進めていこうと思います^^
まっDIYでも出来はしなくはないですけど、プロユースのケミカルを使った本来のやり方ってのを惜しげもなくご披露いたします^^
DIY好きならマネしても損はないはずです^^しかし、片側最低15,000円は高い!簡易的な治癒方法とどうしてこのような価格差が発生してしまうのでしょう?
その過程を惜しげもなく公開していきます!DIYで行う際のヒントにもなるかも知れませんので、見ておいて損はないかと思います^^
今回ご依頼頂いたヘッドライト再生を行うのはTOYOTAのアクア!
写真家の私が悪いのか携帯が悪いのかは分かりませんが(携帯が悪いと行っとくれ(´;ω;`))遠目で見るとめっちゃきれいな目(ヘッドライト)しとるやんけ~!
しかし近くで見ると・・・。
ヘッドライトのクリアーが剥がれてるじゃん!
近くで見るとこう言った感じでヘッドライトがくすんでしまっています。これが所謂ヘッドライトの黄ばみってやつです。こういう車、結構多いのでは?
いくらボディの塗装が綺麗でもこれでは車全体が古ぼけて見えるんですよってか見える気がしません?
みんな言ってますよ?私の友達2~3人位は^^(大体取り巻き2、3人が行ってると世界中の人が言ってるかのように言う人いない?^^)
ま、冗談はともかくとして、ヘッドライトのくすみは皆さん気になってる事でしょうから、それを解消していく手段ってやつをご紹介いたしますね^^
まずは、バンパーなどを外しヘッドライトをボディから取り外します。車載状態でも出来なくはないですが、レンズ部分は見えてるところだけではありませんし、クリアーを塗る時に車全体をマスキングするより余程簡単です。
ヘッドライトの傷の状況を確認しつつペーパーを当てる。
今回のアクアのヘッドライトはそれ程大きなキズはありませんでしたが、クリアー層が残っている部分と剥がれている部分との差が著しく激しかったので、800番手のペーパーを当てていきました。
飛び石などのキズが深ければキズが消えるまでペーパーを当てても良いかと思います。後ほど紹介いたしますが、バフだけでは取れないキズはペーパー研磨で撮っておきます。バフは意外とチカラが弱いんです。
注意点は一つ!
手でペーパーを当てる時は、一点に力が集中しがちなのでなるべく軽い力で研いでいきます。指のチカラは思った以上に強く、一点集中で研いでいるとキズを深くしてしまうだけなんです。
軽いチカラで研いでいきましょう!ペーパーを信じて!
ペーパーで研いで行くと黄色い研ぎ汁が・・・。
800番のペーパーでヘッドライトを丁寧に研いで行くと・・・。なんと黄色い研ぎ汁が・・・。
これは味噌です!
いやいや違いますね^^これは剥がれたクリアーと汚れが混ざっているものです。
ヘッドライトの黄ばみの原因ははっきり理解できていませんが、HIDやハロゲンなど熱を多く発するものでヘッドライトが焼けたものや太陽光などの自然的に発生した熱。
洗車を頻繁にしない等の理由が存在するかと個人的には思っております。
水と汚れが混ざってどこまで研げているのかわからないのでタオルで拭きながら作業する!
水研ぎペーパーで研いでいると、汚れと水とでどこまで綺麗に研げているのかわからないので、時々ウエスやタオルで拭きながら均一に研げているか確認しながら作業していきます。
この時にワックス成分などを含んだウエスやタオルでは拭かないでくださいね!後々吹きかけるのは、油分に弱い塗料なのです!
均一に研げていればこのようになる!
均一に研げていれば、均一な曇りが出来上がります^^結構キレイに研げてるかと思います。
しかし、この時指は既にツリかけです・・・。
ここからさらに水研ぎペーパーの番手を下げて1000、1500、2000番まで下げていきます。一回だけでも指死にかけなのにまだまだ番手を下げていきますよ~!
画面左が800番手のペーパーです。向かって右側が2000番手で研いだヘッドライトです。曇りはあるものの、矢印の方のヘッドライトの方が多少クリアーに見えますよね^^
ここまで持ってくるだけでもまぁまぁの労力を要します・・・。あぁぁぁぁぁぁ指が~・・・・!
コンパウンドでバフ掛けするので両手を使いたい為ボディに仮止め!
2000番手までのペーパーで水研ぎが終了しましたので、ここからコンパウンドを使ってバフ掛けを行います。バフ掛けの際は両手を使いたいので、ボディにヘッドライトが動かないように仮止めしておきます。
何故かというと、2000番手のペーパーを使っても画像位曇っているんです。ミュンヘンはこの辺りを求めているんじゃない!
新品か、いや新品以上のヘッドライトの輝きを与えたいからなんです!DIYでやってる方はこの辺りで挫折してる方が多いですね^^
来た時よりも美しく。2018年サッカーワールドカップにおける日本代表のロッカールームの美しさや、ファンのゴミ拾いが世界中で称賛されている日本人特有の美徳でもあります^^
ま、そこまでの意識とか作業が出来てるかな~?って自分では思いますけど、そこを感じ取って頂くのはお客様なので・・・。
作業後の感動を与えたいっ!ってのが本音ですね。伝わらなくても伝わらなくても、そこは絶対に手を抜きたくない所ですね^^(あくまで自己満の世界でもあります^^)
小さい個所を磨く。専用ポリッシャーを駆使しヘッドライトを磨く!
画像のように、少し小さめのポリッシャーでヘッドライトを磨いていきます(これ便利よ~。)。この時も前述したようにコンパウンドの番手を粗目、中目。仕上げと言ったように使い分けていきます。
ポリッシャーっていっても簡単そうでいて結構難しいんですよ^^やってるのを見た人は面白そ~とか言ってるけど、やってみたら大変さが分かるみたい^^
ミュンヘンはレンタルガレージもやってるので、磨きを自分でしたいな~と思ったらレンタルしますよ~^^
⇒ なんとミュンヘンがですよ!DIY好きの為にレンタルガレージ(ピット)始めました!
ポリッシャーで磨いた後の美しさを観よ!
ペーパーの中でも結構薄目?な2000番手で磨いても綺麗にならないのは周知の上ではあったので、これからバフ掛けをしていきます^^
コンパウンドで粗目・中目・仕上の順番でポリッシャーで磨きをかけていきます!ペーパー掛けのみとは随分違うと思いませんか?
これだけでも恐ろしい程の美しさですね。しかし、ここでも注意点が!
つまりクリアーをすべて剥ぎ取っているので、レンズを保護するものが全てなくなっているという事です!以前にご紹介させて頂いたもはポリッシャーだけを使い、簡単なケミカルを使ったにすぎません!
それでも驚異の美しさは得られますが、それは一瞬の美しさと儚さでしかありません。今回のクリアー再塗装は、数年持つ程のクオリティーを誇っています。
簡単なポリッシャー仕上げとクリアー再塗装の値段の差額があまりに大きい為、この施工をためらっている方も多いかと思いますが、長い目で見ると・・・。って事になります。
ヘッドライト専用クリアー(業務用)を施工!
当店が使っているのはシンナーを使わない主剤と硬化剤のみのヘッドライト専用クリアーです!(その辺りには売ってないぜ~!企業秘密だぜ~!ワイルドだろ~!)ボディに塗装するものとは全く違います!
多少のペーパー目はこのクリアーで消えてしまいます^^
クリアーを塗る前に脱脂をするのは必然ですが、最近のプラスチック製のヘッドライトを強い脱脂剤で拭くのは得策ではないので薄目の脱脂剤か、中性洗剤などでしっかり脱脂して下さいね^^
因みに、メカが行うのと私が行うのとは多少違うでしょうけど^^私はクリアー厚めでギラギラ感が好きです^^
その辺りは施工前に希望を伝えて頂ければ多少の誤差は修正可能です^^お客様個人のご意見である程度の調整は可能かと思います。
驚異のヘッドライトの輝きをご堪能あれ!
って事で、この輝き!(気になる方は上にスクロール!^^)クリアー再塗装前はくすんでいたヘッドライト上部のくすみは完全になくなり、細部まで美しい輝きを発していると思いませんか?
すごくメカニカルで美しすぎる!気がしませんか?いや、綺麗になってるんですよね実際。画像加工などはしてませんからね^^
私のようにスマホで画像撮ってるなら伝わり難いのがじれったい感じはしますが、大方の代わり映えは分かって頂けたのではないかと思います。
くすみは一切なし!目は口ほどにモノを言う。言葉そのままで純粋でいて美しい!を絶対に感じて頂けると思います^^
まとめ
先ほども申しあげたように、車のヘッドライトは人で言うと目に当たる部分だと思っております。違った意見もあるでしょうけど。私はそう思っています。
少なくとも人は人の目を見て精神状態を把握しています。例えば、目が死んでるとかね!死んだ魚の目とか^^
冗談はさておき、見た目の古さを隠すためのものではありますが、夜間や悪天候時の視認性とヘッドライトの汚れと全く無関係とは言えません。
少々値段が高いと感じがちですが、新品のヘッドライトを買うのに比べると比較的リーズナブルだと思います。(手間を考えれば。)
ヘッドライトの曇りで愛車が古く見えてしまう、視認性が悪くなってきたと思ってる方は一度ミュンヘンにお越しくださいませ^^素晴らしい感動があなたを待っている事でしょう!(おおげさ?^^)
HIDとかハロゲンを入れてるなら熱量が大きいので、この際にLED化してみませんか?
⇒ スフィアライト・ライジング2レビュー!ヘッドライトLED化には絶対コレしかない!