闇夜で異彩を放つ!メーカーエンブレムをポジションとブレーキでLED発光させるアイテム!



自動車メーカーのエンブレムをLEDで光らせてみよう!

地球は太陽の光を燦燦と浴び、生物が生きていける環境となりました。また、太古の昔より黄金は人々の富と権力の象徴でした。

デモンズやダクソでいきなり出てくる、ひときわ甲高い声で「ピカピカしたもんくれや~!」としゃべりかけてくるちびっ子だかもののけだかわかんないヤツ。そいつもものすごい物欲でピカピカ求めてきやがります。そいつに今度ピカールでもプレゼントしておきます。

話しが脱線しそうになって来ましたが、人々やもののけはピカピカ無くして生きてはいけないのです・・・。

前置きが長くなりましたが、ピカピカ大好きなミュンヘンのWeb担当mak utsunomiya(@munchen_stil)です!という事で。

当ブログでもHIDやらLED、はたまたボディをピカピカにするコーティングなんて記事も書いてきたのですが、新シリーズ「メーカーエンブレム光らせて見ね~!?」のお時間がやってまいりました。

エンブレムを光らせるパーツの存在自体は知っていたのですが、私にとって初めての作業だったので、慎重に事を進めていきました。そう信長の野望のようにね。

 

メーカーエンブレム作業手順一挙公開!

ネーカーエンブレムは取り付け方法は複雑な部分も無く、至って簡単なのですが、簡単そうでいて難しかった所も多々あるので、仕上がりを気にされる方の為に私が苦労した部分や気をつけて作業した部分を少し解説してみたいと思います。

 

光らせるアイテムはSMD発光LED

これがノーマルメーカーエンブレム

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まぁ、The NISSANてなエンブレムで目立ちもせず、かといって目立たないわけではない。つまりそこにある事が普通で在るかの如くたたずんでいますね。

これはこれでノーマルなんで何の違和感も感じません。今回はこの控えめな彼を自己主張させてあげようと言うオーナーさんの野望です。

そう、信長の野望のようにね!(しつこい^^)

今まで数々の光物、フェアリーズもビックリのBLING BLING MY LOVEな私でも、メーカーエンブレムを光らせるのは初。緊張感が漂っている事は隠し切れません。

しかし、これをどうやって光らせるのでしょうか?

オーナーさんが選択されたのは、徳豊さんから発売されているSMD発光LEDエンブレムだったのです!(ドーーーーーン!!!)

 

TOKUTOYO SMD発光LEDエンブレムとは!?

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徳豊さんが販売されているSMD発光LEDエンブレムとは、メーカーエンブレムとボディとの間に、LEDを搭載した半透明アクリルを挟み込むと言ったスーパーアイテムです。

しかし、オーナーさんが本当に取り付けたかったのは、赤/青に発光するものだったのですが、メーカー欠品な上に入荷未定と言う事で、今回は赤/白発光のSMDエンブレムの赤/白で妥協する事になりました。

光の種類も豊富なのでどれを選んでいいかわかないかとは思いますが、まずは好みで!

⇒ メーカーエンブレム LED発光!

 

注)取り付けサイズ&カラー

□ 日産用 SMD発光LEDエンブレム 赤/白 113×97

車種によりエンブレムサイズが異なるので、注意して下さい。私は、パーツ販売屋として最もやってはいけない現車のサイズ計り忘れで、日産部品さんに問い合わせたり、在庫にある日産車両でサイズを確かめながら発注しました。

運よくピッタリのサイズだったので安堵しましたが、こういった事が無いように必ず現車のエンブレムサイズを測っておきましょう。

 

エンブレム取り外し作業の流れ

リアハッチ内張りはがし

ある程度覚悟はしていましたが、内張りをはがしてみると、エンブレムは穴あきではなく両面テープ止め。

エンブレムは後で再利用するので、綺麗に剥がさないと新品を買う羽目になる可能性があります。ボディを傷つけず、かつエンブレムも壊さず取外してく必要があります。

と言う事は、配線を通す穴を開けなくてはなりません。穴あけ方法は後述します。

まず、E12ノートの場合、内張りを力を入れて剥がしていきます。表からはビスや、タップなどが見えない事から裏側にプラスチックのピンで留まっている事を確認。

 

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剥がす際に、バキバキッと言う嫌な音がしますが、慎重に外して行けば中のピンを折ることもないでしょう。

ビビらず思いっきり剥がしてやりましょう!かつ、慎重にね^^

 

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これが、内張りを剥がした画像です。やはり、エンブレム裏側に穴はなく両面テープ止めという事を確認。

いよいよ、エンブレムを外していきます。

 

マーキングで位置確認

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後できっちりと元の場所に取り付けなくてはならないので、マーキングをしていないと位置出しが困難になります。取外す前に以下のようにマスキングをエンブレムの周りに貼り、マーキングをしておきます。

ここでは、大工さんがに墨つけて位置出しするように(大工作業やったこと無いけど^^)丈夫な釣り糸を用い、メジャーで計りながらセンターと平行を出していきます。

 

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ある程度の位置が出たら、油性マジックでマーキング。これが後で生きてきますので、絶対にやっておいた方がいいですね^^

私は、こういう風にマーキングしておきましたが、自己流で分かりやすい方法でやってもOKです^^

 

エンブレムを釣り糸で剥がす

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エンブレムを留めている両面テープも数ヶ月経てば、ガッチガチに固着してしまっています。そういう時に、細くて丈夫な釣り糸を利用すると便利です。

私は魚釣りはしませんが、倉庫にうちのメカの釣り用具が保管されていたので、こっそりと使いました^^(もう、ブログに書いた時点でこっそりでもなんでもね~^^)

かなりの力が必要なので、メカニグローブか軍手は必須アイテムです!

キリキリとのこぎりの要領でエンブレムとボディを切り離していきます。なるべくエンブレム側に力を入れて作業するとボディにキズがつき難いです。

切り離した際に、エンブレムを落っことして傷つけないように気をつけましょう!

固くてどうしようもない場合は、ドライヤーなどで温めながらやると両面が少しは柔らかくなるのでやってみて下さい。

 

両面跡の研磨作業

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ここではひとまず取外したエンブレムは置いといて、ボディに残った両面テープの残骸を落としていきます。手作業でも出来ない事はないですが、かなりの労力と時間を要します。

私は電動ドリルの先に付けるステッカー剥がしを使いました。いわゆる回転消しゴムです。

 

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どうして私がこれを使ったのか?そう、それはそれがお店にあるからです^^DIY応援店である当店が、ショートカットを使った事をお許し下さい^^

手で少しずつ剥がしても良いのですが、これがなかなかの曲者で、そう簡単には取れません。溶剤を使えば溶かす事は出来ますが、塗装も一緒に溶かす可能性大です。

このようなツール(ストレートさんとかで安く売ってます)を使う場合は、一気に一転集中でやるのではなく、塗装を傷つけないように低回転で全体を満遍なく転がしていきます。

1点集中でやると、熱をもち塗装に大ダメージを与えます!気をつけましょう!

 

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ある程度落ちましたね^^こうやって、粘着力のある部分を完全に除去していきます。ここまでにしても、まだ手で落とすのは大変です。

塗装部分もだいぶ出てきてダメージを与える危険性もありますが、慎重にやれば下の画像くらいまではいけます。

 

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しかし、粘着力のある部分を完全に落としてもこれだけエンブレム跡が残っています。年数が浅い車でこれなので、年式が古い車は完全に落とす事は難しいかも知れません。

水と汚れが溜まりやすい場所だけに、塗装に汚れが侵食しやすく、塗装自体に凸凹が出来てしまっています。これをコンパウンドで軽く磨いていくと以下のようになります。

 

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目視では、凹凸が確認できないくらいになりました。完全に落とさなくてもアクリル部分で隠れるのですが、なんか嫌なんですよねこういうのが残ってると。

自分で言うのもなんですが、意外と几帳面なんです私^^(ホントは誰かに言って欲しい^^)

 

LEDエンブレム取り付け下準備

穴あけ加工のための仮合わせ

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LEDから出ている配線を裏に通すための穴あけ加工をする必要がありますが、ここは絶対に失敗は許されません!!

最初にマーキングした位置と、配線が出ている位置を何度も確認します。出来るだけ穴を小さく開けたいための措置ですので、時間をたっぷり使って位置決めをしましょう。

 

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大体の位置が決まったらマスキングテープを貼り、穴あけ位置に再びマーキングをします。

 

ドリルで穴あけ

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まず、マーキング部分に先端が尖った物でヘコミを作ります。ドリルが滑らない措置です。思いっきりはやらないで下さいね!パネルがひずんでしまいます。

 

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その後、細いドリルで完全に貫通させてしまいます。いきなり太いドリルを使うのではなく、細いものから始めましょう。

 

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細いドリルで穴が開いたら、マスキングを厚めに貼っていきます。太いドリルはしくじると滑って他の箇所を傷つける可能性があるからです。

最終的には4mmのドリルで、配線が通るようになりました。

 

サビ止めを忘れるべからず!

穴あけ後は、金属部分がむき出しになります。いくら見えない部分とは言っても、内側からのサビは見えないだけにボディにとって天敵なのです。

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今回は染めQさんのさび止め剤(錆び封じ)を使わせて頂きました。

絶対錆びないとは言いませんが、進行を遅くするためにさび止め剤を塗っておきます。これが乾いた後に、タッチアップ等でさらに皮膜を厚くしておきます。

タッチアップにも防錆効果がありますので、それだけでもかなりの間は錆を防いでくれるでしょう。乾くまで、少々時間がかかるのでその間に配線をやっつけてしまいましょう!

 

配線加工

今回のアイテムは、ブレーキランプとポジション球との配線に結線させて発光させてあげるものです。その配線をどこから取るのかが重要です。

最初に、リアハッチの内側を剥がした段階で考えておく必要がありますが、リアゲートにはブレーキやポジション球の配線がワサワサありますので、それ程悩む必要はありません。

 

ポジションはナンバー灯から

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エンブレム裏にナンバー灯の配線が来ています。これにテスターをつなげポジションオンにして、赤く光る配線と結線します。

 

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このテスターが優れもので、DIYで電装系を触る方には必須アイテムです。ホームセンターやカー用品店で手に入ります。持っておいて損はないアイテムです。

ライトのポジションをオンにすると、画像のように赤く光ります。この配線と結線させればいいだけです。

 

ブレーキランプはハイマウントストップランプから

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ブレーキランプはリアに沢山あるので、どこから配線しても良いのですが、ハッチバックタイプだとチューブの中を通したりちょっと面倒なので、ハイマウントストップランプから電源を取ります。

発光エンブレムの配線がわりと短いので、線を延長します。

配線を鉄板内部に通すのは難しいので、クリーニングした時に付いてくる針金ハンガーを一本の線にしておきます。クリーニング屋さんの針金ハンガーの優れているところは、固さと被覆です。

程よい固さを持っており、さらに針金でボディ内部を傷つけなくて済むようにゴムの被覆があります。

専用の配線通しもありますが、これくらいの空間を通すには、この針金ハンガーで十分です^^先に針金を通し、それに配線を縛りつけ、するすると通していきます。

画像のようになんの苦労もなく配線を通す事が可能です^^

 

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配線を通せたら、配線タップコネクターを使って結線していきます。ここで一つ私がやらかした部分があるので注釈を!

注釈)LEDから出ている配線は思った以上に細く、配線タップコネクターでかしめるには太さがたりません。(被覆が破れない!)

後述しますが、ちょっとした裏技でカシメて行きますが、作業途中に何度も点灯チェックして納車しましたが、オーナーさんに引渡し完了後、振動で接続不良が起き再度配線をやり直しました。(ご迷惑をおかけしました<(_ _)>)

出来れば、半田付けが理想ですね。

 

エンブレムをLED本体に取付ける

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画像のように、エンブレムを貼らない部分は3層のシールで覆われていますので、これを細い針のようなものでアクリルにキズが付かないように慎重に剥がしておきます。

一番下は透明アクリルになってるのがわかりますね^^上下と表裏はこの段階で剥がしておいてOKです。

 

いきなり両面にくっつけない!

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いきなり貼り付けると両面が強烈過ぎて修正が難しくなるので、中性洗剤を少し混ぜた水で両面部分を濡らしておきます。くっつきは悪いですが、位置修正が容易にできるようになります。

 

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位置が決まったら、上に綺麗なタオルをおき重石をしておくと良いでしょう。特に、エンブレム両端は湾曲していて浮いてしまうので、両端を重点に重石をしておきましょう。

必要以上に重いものを乗せるとエンブレムの破損に繋がりますので、程ほどのものを乗せるようにして下さい。

乾くまでコーヒー飲んだりして待ってましょう。待てない方はドライヤーであぶったりしましょう^^私はドライヤーを遠くからあてて速乾を目指しました。

お客さまから預かってる以上は時間との勝負にもなりますからね^^

 

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綺麗に取付できてるように見えますが、如何せん完璧主義者(ウソ)の私は、はみ出した両面テープにゴミが付着している事が許せません!!!(怒り)

 

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室内に篭り、カッターではみ出した両面をカットしていきます。この時エンブレムをキズ付けないようにしましょうね。

どうですか?少しは綺麗になってませんか?^^

 

全ての配線をつなげ完成に至ります。

土台に乗せたエンブレムを脱脂したボディにくっつけます。最初のマスキングが生きてきますよ~!元の位置にエンブレムを取り付けたらすべての配線を繋げていきます。

かなりの親切設計なので、説明書という説明書は入っていません。(失礼)

配線の赤がストップ。緑がポジと思っていたら大間違い!緑がストップでした・・・。ま、この辺りは間違えてて再結線すればいいだけの話ですけどね。

人間思い込みは怖いなって思った瞬間です^^

 

結線できたらタイラップでまとめて完成です!

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タイラップで、タルンタルンになった配線を一箇所にに纏めておきましょう。

 

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先述した裏技です。マメ知識として、LEDエンブレムから出ている配線があまりにも細いので、結線するなら画像のように2重にしておくと外れにくいでしょう。

この時、ぐらつきや抜けそうな感じがあるとやり直しです。しっかりと被覆を剥がし固定できているかどうかがミソになってきます。

しっかりと被覆を剥がし配線内部をむき出しにしてあげましょう。私はここの処理が甘かった為、接続不良をおこしてしまいました。

お金もらってやってる以上あってはいけないケアレスミスです。反省とともに今後に生かしていきたいと思います。

オーナーさんには大変ご迷惑をおかけいたしました・・。

こういった配線は半田付けが一番最適かと思います。少しめんどくさいですが、半田でギボシ配線を作り決戦する事が後々の事も考え最適だと思います。

 

LED発光時の画像公開!

ポジション点灯時

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接続不良の修正にお越しいただいた時間が、夕暮れ時だったのが不幸中の幸い。綺麗に光るLEDを撮影する事が出来ました^^

本来は青に点灯するものを発注する予定でしたが、欠品により白を選択したのが逆に良かったように思います。

白色があまりに今風で大変綺麗です^^

 

ブレーキランプ点灯時

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これまた鮮やかな赤!LEDの発光色はなんともいえない透明感があり、本当に綺麗ですね^^普段運転している最中は見えないので、オーナーさんは納車後初体験でした。

非常に喜んで頂けているのが伝わって来て、取り付けた甲斐があったな~と嬉しくなってしまいました^^

 

まとめ

修正も含め、約2日間このLEDエンブレムとお付き合いして来て、目が慣れてきてしまっているのかもしれませんが、帰宅途中の信号待ちで前の車のエンブレムが妙に気になってしまいました^^

こういったプチカスタマイズって人それぞれ好みがあるのでしょうが、オーナーさんのこうやりたいと言うカスタムが独自の車のカラーを作っていきます。

誰しもが同じカスタマイズでは面白くありません。どんどん自分自身の意志を反映させていけば、世界に一台しかない自分の車になっていきます。

いや~ほんと車って面白いな~と感じたカスタマイズでした^^(トラブルはありましたけどね^^)

でも、夕暮れ時であんなにきれいなんだから、暗くなればもっと綺麗に見えるんだろうな~。なんてノスタルジーに浸ってしまった今回のカスタムでした^^

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